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音痴は個性です。

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ひとりでドイツ七日間【08:デュッセルドルフ後篇】

7回目で長い一日目がようやく終わり、二日目です。
この日は土曜日で義弟の仕事が休みのため、車で市内に連れ出してくれることに。妹一家総出でライドオン。

旧市街
街へ繰り出す

古い建物が立ち並ぶ旧市街(アルトシュタット)が観光にはうってつけです。

川沿い
ライン川沿いは風が心地よい

店
シャレオツな店だらけ

工事現場
華やかさの裏には工事現場

昼時
レストランはどこもテラス席でにぎやか

ランチ
昼ごはんは豪華なパエリヤ!

妹曰く、ドイツ人はスペイン料理が好きらしいです。スペインという国が好きと言ったのかもしれません。寒い国だから暖かい土地にあこがれを抱くのでしょうか。確かにスペイン料理屋はほかの料理に比べて多いように思いました。

なにより、うまい!

そしてにぎやかで楽しい。やっぱり人がいると気分が全然違います。甥っ子はシャイボーイなのでドイツ語を使おうとはしないのですが、ちゃんとありがとうを言いなさいと言われ、ウェーターに照れながら「ダンケシェーン」と言ったらウェーターはクールに「ビッテシェーン♪」と答えたりして、そういう何でもないやりとり微笑ましくて楽しいのでした。

だから妹一家と一緒に行動するのはよい時間だったのですが、ずっと彼らの時間をいただくのも悪いし、結局一人の自由な時間もほしくなったりして、昼食後は別行動を取ることにしました。

まずやってきたのは、

ラインタワー
そびえ立つラインタワー

デュッセルドルフが誇るランドマーク、ラインタワーです。ライン川を見下ろすように立っています。タワーの規模としては東京タワーより下で別府タワーより上、だいたい横浜マリンタワーくらいでしょうか。

1階でチケットを買いゲートを通ろうとしますが、なぜかチケットが反応しません。何度トライしても無理なのでチケット窓口のおじさんに目で助けを求めると、やっぱり何度もトライした同じやり方でやれというジェスチャーをされました。だからそれでダメなんだよーと思いながらもう一度やってみると、あっさり通れました。なんだったのでしょう。

ドイツ人団体客に交じってエレベーターに乗り、周囲がドイツジョークで大笑いしているのをひとり理解できずに棒立ちでいると、すぐに展望デッキに到着しました。

景色
川と町を一望

いい景色です。平野だからか遠くどこまでも続くようです。この見ている方向は確か旧市街とは逆方向で、現代的なハイテクビルが立ち並ぶ工業地帯と思われます。

像
神話っぽい像

タワーを出た後は街をぶらついて見つけた美術館に入ったりしました。美術館は現代アートの展示をしていて、客があまりおらずゆっくり回れました。

しかし思うのはドイツ語はまだしも英語ができないと本当にいろいろな場面で難渋するということです。まずチケットを買うときにインテリなお兄さんが何を言っているかわからず「20ユーロになります」「え、20歳じゃなくて30超えてます」みたいなすれ違い過ぎるやりとりになったり、学芸員の方が説明してくれてもほとんど理解できなかったりしました。言葉がわからなくても「なんとかなる」のは間違いないですが、言葉が分かったほうが経験の深さが増すのもまた確かだと思いました。

とはいえ、ある女性の学芸員さんは「ごめんなさい、私ほとんど英語できないんだけど…」という前置きをしたうえで、部屋の中をグルグル回りながら作品を見てくださいということを英語で一所懸命説明してくれました。私ももちろん理解しようと必死に聞き、両者の熱量が上昇し、デュッセルドルフに来て一番連帯感を感じた瞬間でした。これは言葉がわからないからこそ味わえることですね。

広場
ガイドブックにも載ってる撮影スポット

さて、日もだいぶ傾いてきました。デュッセルドルフ滞在ももうすぐ終わりです。初日はたくさん移動しましたがこの日は一つの都市のみでしたので、だいぶ心も落ちつけたような気がします。しかしもっと滞在すればもっといろいろな面が見えてくると思うので、1日だけじゃもったいないと悔しくなりますね。残り5日間、駆け足でも濃密に時間を過ごしたいと思った次第です。

つづく。

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