◆2012/11/18 小説集『突き抜け5』できました!◆
『眠るのにいい時間』という短編小説を書きました!こちらで買えます。
胃腸の健康を祈願中。
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◆2012/11/18 小説集『突き抜け5』できました!◆
『眠るのにいい時間』という短編小説を書きました!こちらで買えます。
では再び中心地。ちなみにここはマルクト広場といいます。世界遺産だそうです。
晴れていて気持ちいいなあ
右手にチラ見えしている古くて荘厳な建物が市庁舎、正面に並んでいるのはレストラン、中央右寄りにある石像がローラント像です。一枚の写真で一気に説明しようという横着をお許しください。
さて、とても天気が良くて気持ちがいいのでとりあえずビールでも飲みましょうかね。ビールしかないですよね。キンキンに冷えたシュワシュワの。天気が良いのですもの。
ベックス!
ブレーメンを代表するビールはこの「Beck’s」らしいです。しかも店もその名もずばりな「Beck’s Bistro」です。空いていたテラス席に座ってウェイターさんに「アイン・クライナー・ビア、ビッテ!(小ビールください!)」と唱えたらこのビールが召喚されのでした。文法があってるかは知りません、通じたからよし、です。しかし小ビールといっても500mlくらいあるんじゃないでしょうか。さっぱりしていておいしかったです。
すごい迫力!
一気に飲み干した後はちょっとつまみ食いを。近くの売店でロースト・ブラートブルストというのを買いました。ソーセージが長すぎて大迫力ですね。写真から飛び出そう。3Dみたい。
それにしてもドイツ語の名詞って間があかずにくっつけて書かれることが多く、これも「Roastbratwurst」と一続きになっていて読むのが大変でした。だから買うときに「あー…アイン…、ロースト…、ブラート…、ブルスト…?」とゆっくりと区切りながらの注文になってしまったのですが、売店のおばちゃんが言葉を覚えたての幼児にするように一区切りごとに大きくうなずいてくれて、最後のブルストを言い終えると一息溜めて「ヤー!」とほめたたえるように笑顔を見せてくれました。なんだかすごくやり遂げた感がありました。ありがとうおばちゃん。ぼくがんばったよ。
次は広場に隣接する目抜き通り、ベトヒャー通りに参りましょう。
金色の人が剣をなでてる
レンガの建物がしこたまひしめき合う
ここはものすごく短い区間に土産物屋、美術館、レストラン、自動演奏のグロッケンシュピール、寿司屋(!)などなどが詰め込まれたにぎやかなオシャレストリートです。通り過ぎようとすれば一瞬で抜けられますので、がつんと速度をゆるめましょう。おすすめは「Bremer Bonbon Manufaktur」という飴屋です。でかい飴とか辛い飴とかがその場で練ったりして売られています。あとは定刻に流れるグロッケンシュピールの演奏は迫力があってとてもよかったです。
ブレーメンのもうひとつのオシャレストリート、シュノーア地区にも足を運んでみましょう。
町並み
赤いドアがいいなあ
こちらは煉瓦ではなく色とりどりの建物が並んでいます。かわいらしい雑貨屋が多く、30過ぎの男でも乙女のような心持ちで楽しくなります。実際にチョコレートとかエコバッグとかお土産をいろいろ買いました。
この辺までは某有名ガイドブックにばばーんと載っていますが、少し離れると紙面の都合もあってかもう守備範囲外です。それでもおもしろそうなところはたくさんありました。
旧市街から東方向へ
猥雑な感じもあり
このアイス何味だっけなー
旧市街中心部からトラムの路線沿いに東へ向かい、ガイドブックの地図から外れたあたりまで来ると、住宅や商店がずっと先まで続いていました。観光地というより生活圏という印象です。あとはアイスクリーム屋さんが多いです。店によって微妙に値段が違うので、いちばんお得な店で買って食べてみました。うまい! しかし買うときに小銭を持ってなかったので紙幣で払ったら「細かいのないのかい!」と店のおっちゃんに言われてしまい、それ以降、小銭はなるべくたくさん持っておこうと心に刻み込みました。
ヴェーザー川沿いは天国
フランツィスカナーでも飲んで!
魚のスープもね!
日が傾き始め、夕飯どうしようかなーと思いながらヴェーザー川のほとりに出ると、川沿いは見渡す限りビアガーデンみたいなパラダイスでした。ほんと道の両脇にずっとテーブルが並んでいまして、店によってビールの銘柄が違うっぽい(パラソルで見分ける?)ので、フランツィスカナーというのを選んでみました。なぜかあまりおなかが空いていませんでしたので、食事は魚のスープ(Fisch Suppe)を注文しました。安かったからです。
スープが来るのをひとりでボーっとしながら待っていますと、となりのテーブルに男性2人・女性1人のグループがやってきました。その女性がモデルみたいにきれいな人だなーと思いながらも引き続きスープを待っていますと、なんとその女性が話しかけてきました!
こころの準備ができておらず目を見開いて「ついに現地の方々と交流が…!」「いやしかし何を話せばいいのか!」「しかもこんな美人と!」「でも男性方はけっこう強面だぞ!」「そもそも向こうも観光客でドイツ人じゃないかもしれないぞ!」「だとしたらどこの人だろう!スペインかな!スペイン語も話せないよ!あ、魚のスープはスペイン料理かもしれないな!」などと脳内会話を繰り広げていますと、女性はこう言ったのでした。
「そこのブランケット取ってくださる?」
静かにブランケットを渡し、引き続きスープを待ちました。混乱のせいで「ブランケット取って」が何語で言われたのかもわからないのに意味だけわかったのは不思議ですね。とか思いながらスープを待ちました。スープが運ばれてくると、女性がウェイターを引き留めて「隣のテーブルの彼に持って来たのはなに? フィッシュ・ズッペ? アハハいいわね、わたしもそれいただくわ」とか言ってましたが(たぶん)、無心にスープをすすりました。おいしかったです。
長くなりましたので最後にホテルの写真だけ載せて次回へつづく。
超絶スタイリッシュ!!