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◆2012/11/18 小説集『突き抜け5』できました!◆
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夢が近い時間。

今日は風邪を引いたようで、会社を休んでほとんど寝ていました。日中は暑かったので外へ出たりもしましたが、全体的によく休んでいました。

うとうと眠って、夢を見たりもしました。

思ったのですが、夕方6時くらい、暗くなり始めに寝て、夜9時くらいに起きるのがいちばん、夢が近い。

窓をあけて風の流れるままにさせると、だんだん街の音が少なくなっていくのがわかります。陽が沈んで光が薄れていくのもわかります。眠っているのにわかります。眠っていても夢はそれらを感じ取っているようです。その時間帯、一日でいちばん感傷的でノスタルジックな時間帯が、眠りの中で整理される記憶と共振して、感覚が増幅して、夢を鮮明に浮かび上がらせるのでしょうか。だから目が覚めてもすぐに消えません。

人が一人通れるくらいの狭い横丁に、猫の額ほどの立飲屋がありました。通路に丸椅子がいくつか並んでいて、若い学生風のカップルが豚汁をすすっていました。屋台みたいなカウンターの中におばさんが一人で動き回っていて、壁や柱からはみ出るようにベタベタと貼られたメニュー札の隙間に、その横顔がチラチラと見えました。

メニューを見ると、豚キムチ系がやたらと多い。豚キムチ炒め、豚キムチ丼、豚キムチチャーハン。きっと眠る少し前に松屋で豚キムチ丼を食べたのが原因でしょう。現実で食べたのに、夢の中でもまだ食べたいと思っていました。

カウンター越しにおばさんに注文します。「豚キムチ丼ください」しかし食べたかったのは豚キムチきのこパスタでした。豚キムチきのこパスタのメニュー札は正面ではなく横面に貼ってあったので、「あっ」と言いながら横に回ってメニューを確認し「じゃなくて豚キムチきのこパスタ」と注文し直しました。おばさんは作業しながら顔を上げずに返事だけしていましたが、注文し直した時は顔を上げてこちらを見てくれました。人なつこい感じの顔。

「あとグレープジュース」と追加注文し、飲みたいのはそれじゃなかったと気付きます。グレープじゃなくてアップルだ、たしかあったよなと思いメニューを探していると、おばさんに「りんご?」と尋ねられました。アップルはりんごですが、なぜか違うと思いました。なぜかわからないけど「グレープフルーツジュースで」と言い、おばさんは「はーい」と答えて作業に戻り、私は目覚めて暗くなった窓の外を眺めながら、やっぱりアップルジュースが飲みたいと思いました。

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