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ほろよい×2/日。

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ひとりでドイツ七日間【09:ブレーメンその1】

3日目早朝、妹一家に見送られてデュッセルドルフ中央駅を出発しました。ここからまたひとり旅。

ブレーメンへ向かうということで、ついにICEを使うことにしました。これは日本でいう新幹線みたいなもので主要な都市にしか止まらない超特急なのです。ジャーマンレイルパスも有効で、追加の指定席料金を払えば乗ることができます。指定席の予約もDBのサイトからできるので楽ちん。

予約席
指定席の区間が頭上に表示される

ブレーメンまで3時間弱の道のりですので、のんびりと本を読んで過ごします。車内は空いていて、音も静かで快適です。読んでいたガルシア=マルケス『百年の孤独』もすんなり頭に入るくらいの快適さ。

そして午前中にブレーメン中央駅に到着しました。

中央駅
駅舎はどこもかっこいいなあ

行動開始の前に腹ごしらえを。何か食べようと売店へ行ったのですが、メニューの名前を見てもドイツ語だとなんだかわからないため、弱気になってホットドッグにしました。あと一歩に欠けた自分が情けなくなりましたが、でもこのホットドッグがおいしかったのでよかったです。

ホットドッグ
ピクルスとフライドオニオンがたっぷり

そして荷物をホテルに預けて行動開始。旧市街へ向けて歩を進めます。(ホテルについてはのちほど書きます)

ぶたさん
旧市街入口のブタとブタ使い?

噴水
噴水で遊ぶこどもたち

音楽隊
かの有名なブレーメンの音楽隊!

ブレーメンと言えば、そう、ブレーメンの音楽隊ですよね。上の写真が登場キャラクターである実際のロバ・イヌ・ネコ・ニワトリから型どりした銅像です(うそです)。ちなみにロバの前足がかなりテカテカになっているのがおわかりになりますでしょうか?

実はこのロバの前足をなでると幸せになれるという都市伝説があり、それにあやかろうとやってきた人々になでられ続けて磨かれ、かようなテッカテカ(もうほとんど白)になり、ロバの表情も心なしか恍惚としているのです。後足や鼻先も若干テカテカしているところを見ると、なでる個所を間違えるうっかりさんもたくさんいらっしゃるようです。

ちなみにこの近くのスタバの前にも音楽隊の像がありますが、どちらが公式なものなのかは皆さんのご想像にお任せします。

もうひとつの像
スタバ前のかなり自由な感じの音楽隊

ちなみにこの時期のスタバは何周年か記念のセール実施中で、午前中はなんと1ユーロで一杯飲むことができたのでした。(もちろんそんなこと知らずに通常料金で支払おうとして、店員さんに教えてもらってお金を返してもらったのでした)

あと豆知識として、店外に持っていく場合はテイクアウトではなく「テイクアウェイ」と言うようです。そしてテイクアウェイするときは名前を聞かれます。え、なんで名前を…?と戸惑っていますと、店員さんが紙カップと油性マジックを手に持ちました。なるほど、名前をカップに書いて誰のものかわかるようにするためですね。そこで「Issei!」と自分の名前を元気に告げたところ、「え、イッス…イセ…え?」と聞き返され、最終的には「自分で書いて!」と紙カップとマジックを渡されたのでした。コーヒーが入って渡される時にもカップの名前で呼ばれるのですが、その時は別の店員さんで「あーイス…イッ…イッセイ?」とやっぱり困惑してました。

ラテ
注文は「アイン・トール・ラテ、ビッテ!」で通じました

まあスタバはそれくらいにして。

市庁舎
市庁舎前の広場にて

そうそう、この日は日曜日だったのです。天気も良くて観光客もさほど多くなく、とてものどかで幸福感に満ちていました。すこぶる気分がよいです。ブレーメンを訪れたのが日曜日なのは偶然ではなく、綿密に練られた計画に基づいています。日曜日を狙って来たのです。その理由はこれです。

寸劇
寸劇

『ブレーメンの音楽隊』の寸劇です!

ガイドブックでも大々的に紹介されており、もっと大規模な、早めに席を取らないと観られないレベルだと思いきや、実際はもっと身近な路上パフォーマンスでした。セリフはドイツ語と英語の両方で交互にしゃべってくれていました。それでも語学力の足りない自分には理解が及ばず…。でもそこは演劇、雰囲気だけでもとても楽しかったです。観客に日本人も多かったです。

ブレーメンは見どころが多く、何回かに分けて書きたいと思います。つづく。

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