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ダラブッカを習ってみた。

先週と今週、ダラブッカの体験レッスンを受講してみました。
ダラブッカってなんじゃらほい、という方は以下の動画をご覧下さい。

すごいですね。速いですね。少年うますぎですね。

これは主にエジプトやトルコで使われる太鼓です。最近知ったのですがベリーダンスでも使われるそうです。ちょっと紛らわしいのはこのダラブッカ、別名タブラとも呼ばれていまして、私がかつて多少習っていたインドのタブラと同じ名前なんですね。どうやらタブラとは太鼓を意味する一般名詞のようでして、「昔タブラ習ってたことあるんですけど新しくタブラもトライしてみました」と言うとさっぱりわけがわかりませんので、インドのタブラはインドタブラと仮に呼ぶことにいたします。

インドタブラは太鼓が2個ワンセットでして基本の音だけで8種類くらいありますが、ダラブッカは太鼓1個で音の種類はどうやら4種類くらいで、ちょっとは覚えるのが楽かな、と甘く見ていました。

甘かったです。

認識がスイートでした。

手が超痛い・・・!!!

ダラブッカの表面の皮なんですが、ぜんぜん皮じゃなく、プラスチック製らしいんですね。それの端をカン!と指先で叩いたりします。胴体はアルミ製で、その縁を思いっきりビタン!と叩いたりします。フライパンの裏ほどではないですが相当痛いです。私てのひら皮膚が柔らかいことで有名なんですけど、柔らかすぎてしわがいっぱい入っていて手相見の人を撹乱できそうなくらいなんですけど、その柔肌で冷たくて硬い太鼓をびしびし叩いて痛みに耐えていると「なんでお金払ってこんなことしてるんだろう?」という気持ちが隙間風のように心に吹き込んでくるのです。

でも痛みは痛みとして、ちゃんと音が出ると気持ちいいですね。

インドタブラは最初ほとんど何の音も出せませんでしたが、ダラブッカはいきなりでもD(どん)とT(た)の音は出せました。P(ぱ)とかK(か)は難しいです。あと音がかなり大きいので爽快感があります。絶対に自宅では一発たりとも叩けない感じの音です。常に忍び足で生活しないとならない我が家(木造アパート)では永遠に叩けません。それができるだけでも、レッスンに通う意味はあるかもしれません。

しかしなんでこう、インドタブラといいダラブッカといい、打楽器(太鼓)にばかり興味が行くのでしょう。

インドタブラをやってみたいと思ったきっかけは、秩父の山奥でザキール・フセインのライブを観たからというのが大きかったです。そしてダラブッカをやってみたいと思ったきっかけは、渋谷でBaba Zulaのライブを観たことが大きいです。(Baba Zulaはトルコのバンドです。日本でも公開された現代トルコ音楽のドキュメンタリー映画『クロッシング・ザ・ブリッジ』でも紹介されていますので興味がおありでしたらご覧になるとよろしいかと存じます。トルコの音楽シーンってこんな感じなのか、ってあまり知る機会がないと思いますのですごくおもしろいですよ)

太鼓だと自分にもできそうだとか思うんでしょうか。いや、あんなふうにカッコよく演奏したいな、と思うんでしょう。きっと。

帰り道、趣味として楽器を学ぶ、ということが日々の生活においてどういう意味をなすのか考えていました。趣味ってやる意味があるからやってるというよりやりたい衝動に突き動かされるからやるものですけど、そこに時間とお金を費やすということは、他のことに使う時間を削り、別の手段でお金を稼がなくてはなりません。小説を書く/人と会う/サラリーマンとして働く/ブログを更新する/ネットを眺める/眠るなどのあらゆる活動が時間とお金というリソースを奪い合ってなされる以上、何も考えずに漫然と過ごすのではなく、自分の中で先を見据えたぶっとい方針を打ち立ててやってかなくてはいけないな、という結論に至って背筋が冷たくなるのでした。

でももう少し続けてみようかな。
太鼓って自分にすごく合っているような気がしますので。

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