□■□
腹が減っている。
それにしても最近、食が細くなった。
もともと爆食いする質でもないけれど、育休中の配偶者が用意してくれる弁当がスモールサイズにもかかわらず、おおむね足りている。
配偶者すら「こんな小さいのでよく足りるね」と感嘆するレベルで、試しに大きな弁当箱(流行のスターウオーズの絵があしらわれている)に替えたところ、完食できるのだが、ここまで多くなくてよいと思ってしまった。
きっと高校時代の2/3程度の量だ。
年齢だけは高校2回分に達したのに。
しかし不思議なことに、外食して「ごはんおかわり無料」なんて書いてあるとついおかわりしてしまう。
飲み会のコースで料理が余り気味だと、率先して皿を処理していく。宴席の掃除屋と呼んでくれてもよい。
食への欲求よりも、モッタイナイが支配している。
タダナラモラッチャオウカナが支配している。
オナジリョウキンナラタベナキャソンデショが支配している。
自我とはなんなのか。