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熱いお茶を内腿にこぼされ、朝からテンションが低い。

幸いやけどにはならず、お茶をこぼされたこと自体はよくあるトラブルとして腹も立たないのだけれど、問題はその後に「ここ最近でいちばん大きな声が出た!」と笑われたことがイヤで仕方ない。なんで熱いお茶をかけられた上にバカにされなければならないのか…。

だからテンションが低いのだ、ということを本人に説明したら、「ちがうちがう、笑っちゃいけないと思ったら余計に笑えて…」と釈明を受けた。「大丈夫?」と聞かれたから所感を答えただけで責めたかったわけじゃないのだが、こう自己弁護を並べ立てられると余計にテンションが下がる。大丈夫じゃなくなってくる。

関係あるかないかでいえばない方に近いんだけど、ファンキー加藤という人の不倫話が世を賑わせていた。これは巷間ではオモシロ話として消費されるのだろう。誰がいちばんゲスいのかで盛り上がるのだろう。

自分としては、夫に裏切られた上によそ様の養育費として生活費が吸い取られるファンキーの妻子が理不尽すぎてつらい、と最初に思った。

彼らは一方的に奪われた。被害しかない。非のない被害者がいる以上不倫はよくない所業だと思うのだけど、「不倫はそんなに悪いことなのか?」と鼻息を荒くする勢力もあって、テンションが低い。

実はファンキーの妻子はそれほどつらい状況にない、という結末であればそれがいちばんいい。