□□□

最近、仕事から帰ると、ベッドか床に寝転がっている我が子がこちらに気づいて笑ってくれる。

それはつまり、①我が子に顔を覚えられている、②帰ってきてうれしいと思われている、という二点が自明なわけで、たまらなく喜ばしい。

ところで、

我が子には一所懸命考えて付けた大切な名前があるが、夫婦ともに割と「ぷーちゃん」と呼ぶことが多い。

これはよくおならをするからで、おならぷーちゃん、略してぷーちゃんという理屈だ。

しかし考えてみると、①赤子は誰にも気兼ねすることなくおならをひねる、②おならをひねる赤子はかわいい、という二点が自明なわけで、我が子だけが特別なのではなく、一般的な赤子はだいたいこれに当てはまる。

なのできっと日本全国の一万世帯くらいで赤子が「ぷーちゃん」と呼ばれているのだろうな、と思いながら今日もそう呼んでいる。

なお、おならの音声を名前にするのは本人が傷つくだろうから、物心がつくまでにはやめようと決めている。