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レイ・ハラカミさんの訃報。

きょう音楽家のレイ・ハラカミさんが急逝したというニュースがありました。脳出血。40歳とのことです。

最初ツイッターで噂が流れてきて、小松左京氏の訃報もあったのでなんだか混乱してましたが、他のミュージシャンの方々がそれらしいツイートをぽつぽつし始め、最終的にニュースとして発表されていました。

あああ、とてもショックです。

実を言うとレイ・ハラカミさんについてはそれほど詳しいわけではありません。たぶんラジオで何度か名前は聞いていて、細野晴臣さんが手がけた映画『エクスマキナ』のサントラに参加しているのを見て初めて認識しました。それ以降は何度かどこかのUstreamで見かけておもしろい兄さんだなと思っていたところ、先日タブラ奏者ユザーンさん主催の『100%ユザーン』というライブにてついに間近に目撃したのでした。

ハラカミさんは短パンにサンダルという「ちょっとコンビニまで」みたいな恰好で、ユザーンさんとリラックスした掛け合いで芸人かってくらい笑いを取っていて、あまりうまくないギターやカズーを演奏した後に得意のサンプラーを使って奏でた音が、すごく心地よかったのを覚えています。その音は丸みを帯びて温かみのある繊細な音、という感じがしました。音そのものがリラックスして気の置けない友人と談笑しているような。それがほんとによくて、ユザーンさんとハラカミさんは今後要チェックや!と思っていました。それがこんな…。

ハラカミさんが亡くなった昨日27日は、私の会社の同僚であり友人であったスガアザラシさんの命日でもありました。それゆえこの時期は死というものに敏感でもあったのです。どちらも急逝です。人が急にいなくなる、しかも永久に、ということはなかなか事前に受け入れ準備ができるものではありません。毎日「今日も誰かが亡くなるかもしれない」と思いながら過ごすのは大変です。

たたみかけるようですが、数日前に会社の先輩が交通事故に遭いました。命に別条はないとのことですが、入院のためしばらく前線から退くことになりました。仕事をたくさん抱えたまま。本当に、人は突然いなくなり得るものです。そのたびに、いなくなる前にああしておけばこうしておけばと考えてしまう不毛。ああ、そうなると、やはり先程大変だと書いたようなこと――人は誰でも明日にでもいなくなるかもしれない、と心構えをしておくこと――が必要なのかもしれません。しかし311でさえ遠ざかって行く忘れっぽい私にそれが可能なのか。ううむ、心が、心が重たいです。

今夜のところは、故人を偲んで。献杯。
一方的に知っているだけですが、ハラカミさん、さよなら。

※yositosiさんがハラカミさんについてまとめています。
【追悼】レイ・ハラカミ氏の音をまとめてみた。

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