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精密検査に行ってきた。

先日、野暮用で病院に行ってきました。

なあに、尻からカメラを入れただけです。

いえ違います、一眼レフではありません。内視鏡ですよ。

下剤

午前中は専用の小部屋で写真の下剤を飲まされました。1.8リットルもあります。これを2時間ほどかけてゆっくり飲み、腸の中身を一切出し切るわけです。最終的には水しか出なくなります。視覚的に「たしかにこりゃ、ペンペン草一本残ってねえな」と分かるのは気持ちの良いものです。ちなみにこの下剤はスポーツドリンクみたいでおいしかったです。

昼を過ぎ、もう出るものも出なくなったら検査着?に着替えます。下半身はベトナム製の紙パンツです。Made in Vietnamといえばジーパンのイメージです。ベトナムはパンツ系が強いのでしょうか。

順番がまわってきたらベッドに横になります。若い医師が長い管状のカメラを持って準備します。カメラの先は光が点滅していて、その光が七色に輝いていて、すごく近未来な感じがしました。この時点ではわくわく感があったように思います。

若い医師が「それでは始めますねー」と言って紙パンツを開きます。言い忘れましたが、紙パンツの後ろは穴が開いていまして、履いたままで尻をオープンにすることができる優れモノなのです。ただ穴が小さかったのか、結局医師が

力任せにビリビリと引き裂いていました

この時点でわくわく感はすべて失われ、不安だけが脳内に充満しました。

パンツを裂き終えた医師はゼリーを尻に塗り、一思いにカメラを突き刺してきました。しかし慣れない緊張感で尻を固く閉ざしてしまう私。看護師さんに「力を抜いてください!」と叱咤されたので意識的に脱力しますと、カメラはするっと入り込んできました。二人いる医師の一人がお腹を押さえ、もう一人がどんどんと奥へ差し入れていきます。このときの痛みや異物感はなかなか言葉にしにくいものがあります。まあでも一言で言えば痛みや異物感ですね。それでだいたい分かりますよね。

一番奥まで入れますと、そこから検査開始です。大腸の中をモニターで見ながら少しずつカメラを抜いていきます。抜いていく過程でよく観察するのです。その際は「余裕があったらモニターを見てください」と言われました。せっかくだから、ということでしょうか。医師はずっと「きれいですねー」「問題ないですねー」と言っていました。アイドルの写真集を撮るときのカメラマンみたいでした。

カメラが抜けきると検査終了。あとは着替えて金銭を支払って帰るだけです。

実は検査中よりも、帰りの方が大変でした

カメラを入れているときはカメラから空気が出ていて、それのせいでお腹がパンパンに張るのです。帰りの道中、どんな体勢になっても張っているせいで内臓が圧迫されて痛みが走ります。おならが出せれば一番いいのですが、検査前に腸の動きを止める注射を打たれたためか、うまくおならを出す機構が機能しないのです。往路の三倍くらいかけて駅まで戻り、内臓が力を取り戻すまでトイレで耐えていました。一旦空気を出してしまえばなんてことないので、その後は一眼レフのレンズを一個買って自宅へ戻りました。

検査結果は一週間後ですが、あれだけ「きれいですねー」と言われましたので何も異常はないことでしょう。来年は精密検査はぜひとも遠慮させていただきたいものです。

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