CHOP-ME-NOT

日本語シャベレマース。

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瓜ボーズのライブを観た。

お世話になっている猪瀬さんとシゲさんらによる歌劇団『瓜ボーズ』の第一回公演がありましたので、渋谷まで観に行ってまいりました。

開演前

公演中

どんなことをやるのか事前情報がなかったのですが、よく考えれば「歌劇団」なんですよね。歌って踊って演じるわけですね。

コスプレをした二人が実際に歌ったり踊ったりコントをしたりしていました。曲や映像がかなり作り込まれていたことに驚き、振付の完璧さに驚き、コントの演技力と面白さに驚き、ずっと驚きっぱなしでした。ゲストのhassyさんによるhassy体操36、あわぢぃさんによるスライドショー、そのどちらも完成度が高く、最初から最後まで大盛り上がりでした。いやあいいものを見せていただきました。

人間、自分にないものを見せつけられると感動するのだと思いました。

お二人の一回性のライブにかける情熱。まずこれがすごい。何カ月も前から準備して、一夜限りのイベントに向けて精魂を費やすわけです。そりゃライブなんですから当たり前なのですが、お客さんの体験を最重要視する価値観がそこにはあるわけですよね。体験して、後に物質的なものは残らない。ブログでやるネタだったり小説だったりも時間はかかりますが、後にはブログの記事や本が残ります。それらは何度も繰り返し読み返すことができますが、ライブの体験は本当に一回こっきりです。形として残らないことにもったいなさを感じてしまうやましさよりも、そっちの道を断ったことで凝縮された力強さと儚さに強烈に畏敬の念を抱くのです。

ああー当たり前のことしか言っていない!

瓜ボーズの独自性、それはあまり演劇やこういうスタイルのパフォーマンスを観賞した経験がありませんので的確なことは言えないかもしれませんが、くだらなくも真剣な笑いを真摯に追求している姿勢でしょうか。なんとなく面白い、とりあえずやってみた、そんなレベルではありません。気合いが違います。やんなきゃ死んじゃうくらいの気概だと思います。座長である猪瀬さんはかつて主催していた劇団でその才能と人柄を非常に慕われていたと聞き及びまして、まさにそうだろうなと確信しました。普段のちゃらんぽらんさはある意味世を忍ぶ仮の姿なのかもしれません。真剣さを表に出さず、人を楽しませることを重視する根っからのエンターテイナー。

すごいなあ。自分もこうしちゃいられないと思いました。
やるぞ!やるぞ!

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